2013年1月13日日曜日

寒さと顔について

今年の年明けは結構寒い日が続いています。

こんな寒い中では厚着をして冷えない様にする事で寒さ(寒邪)にやられない様にする事ができます。極寒の中でも着込む事で大方大丈夫というのが人の身体です。

ですが、顔だけはどんな寒い所でも出ているのが普通だと思います。
なぜ顔だけが寒い中でも平気なのでしょうか?!

東洋医学では、体を動かし温める気を陽気と言います。
多く陽の気が体を巡るのが陽の経絡(六腑の経絡)です。
陽の経絡は手から上って足へと降りていく流れとなりますが、この陽の経絡の切り替わりがすべて目の周りを中心とした顔の部位で行われています。
それ故に、顔は体の中でも一番陽の気が集まる場所なので、外の体の部位よりも寒さに晒されても大丈夫という訳です。

私は冬でもスクーターや自転車で移動しますが、スクーターでは半キャップのヘルメットなのでこの冬の寒さで顔は痛く、鼻がひん曲がるほど冷えてしまいます。
歩きの場合は耐えられるんですが、バイクで顔だけ出てるとさすがに耐えられません(笑)

其の場合、マスクなどで顔を覆う事でしのいだりしてるんですが、顔がそのように冷えてしまうと体も強張ってしまいます。身体の陽気が集まる場所が冷えきってしまう為に全身が寒さで固まってしまうんですね。
それを簡単に解消することは、顔を温める事。
外から戻ったらお湯で顔だけ温めるべく洗ってみてください。

顔が温まると思いのほか体の強張りがとれてきますのでお試し在れ。



康鍼治療院
鈴木康玄



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