皮膚は東洋医学では皮毛といって、肺がつかさどる部位となります。
皮膚はこの季節汗をかいて、熱調節をするのに大切な役割を担っています。
汗は、皮膚にある腠理という皮膚の肌理にある汗腺の働きが調節していて、その腠理の開閉は衛気という陽気で行われています。汗は津液の”津”という水が汗の元になっています。
汗の調節に必要な衛気(陽気)と水分である”津”は共に大腸で吸収されます。
飲食物の濁気と呼ばれるものから陽気の成分として衛気、汗の元となる水分・津を吸収して、肺の宣発という働きによって皮膚まで届けられ、汗の調節を行います。
肺と大腸は表裏関係にあり、肺の働きが大腸の働きを促し、大腸の働きがまた皮膚の状態を左右するので、皮膚の汗調節も呼吸が重要な役割を担っていると言えます。
皮膚の状態は大腸次第!!
これは覚えておいてください。
大腸を働かせる為の呼吸は、丹田を使った呼吸です。
大腸は位置として下腹部丹田の位置に有り、そこに肺・呼吸が結びつく事で大腸の機能もしっかり働くと言う訳です。
呼吸が浅い人は、熱調節としての汗の調節もコントロールが利かなくなります。
呼吸が浅い人はあらゆる意味で身体の調節がきかなくなるので駄目です!!!
熱調節は肺の働きなので、しっかり大腸へと深呼吸して汗の変化を感じてみてください。
康鍼治療院
鈴木康玄
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